
昨年からインターンとして、この4月からは社員としてテックワークスに関わる眞下さん。仕事以外にも、学生たちが地域活性化に取り組むプロジェクトである「札幌マチヅクリ大学(以下、マチ大)」という活動にも関わっています。テックワークスでインターンとして働くことになったきっかけや趣味などについて、お話を伺いました。
学科希望を出し忘れて出会った「まちづくり」
――まずは、ご出身や生い立ちなどについて教えていただけますか?
眞下: 出身は北広島です。2歳くらいまでは神奈川県にいたのですが、その後は北広島市で育ちました。友達からは「マカチ」とか「ちいちゃん」と呼ばれていて、大人の方々からは「まっかちゃん」と呼ばれています。小さい時は、一人遊びやおままごとが好きでした。習い事でスキーとプールに行っていたので、体を動かすのは今でも好きです。
――学生時代は部活などしていたのでしょうか?
眞下:中学から卓球をやっていて、高校では女子キャプテンを任されていました。男女卓球部の中に男子の部長がいて、その中に副部長みたいなポジションとして女子キャプテンがあって。まとめるのは得意じゃなくて、リーダーらしくはないかもしれないけど、見守るのは得意で。困っている人がいたら「どうした?」「ちょっとこうしてみたら?」とかは結構言うタイプです。みんながどういう様子かを俯瞰して見るタイプではあります。
――北海商科大学を選んだのは、何か理由があったですか?
眞下:実は中学の進路設定のときから商科に行きたいと思っていたんです。韓国が好きだったのですが、商科は当時から韓国への留学がしやすい大学だったんです。韓国語のプログラムも他の大学より多くあって。でも結果的には、留学はしませんでした。コロナもあって時期が合わなかったり、実力不足だなとか思ったりして、検定を受けるまでで終わっちゃいました。
その後2年生の時に学科の設定があるんですけど、もともとは商学科に行こうと思ってたんです。高校の時に自分が何をしたいのか整理した中で、気軽に行けて、飲み食いだけじゃなくて勉強目的に行くようなカフェをやってみたいなって考えて。それで会計の勉強をしようと思ったんですけど、学科希望を出すのを忘れちゃったんですよ。それで、たまたま枠が空いていた観光産業学科になったんです。そこで池ノ上 真一先生と出会い、ゼミに入って、そこからまちづくり生活です。
――ええ!希望を出し忘れてしまって、気持ちを切り替えるのが難しかったのではないですか?
眞下: 全然、切り替えられました!商学科にそこまでこだわっていたわけじゃないんですよね。観光産業学科になって、「観光も楽しそう。じゃあ、これもできるな」みたいな感じで。まちづくりに興味を持ったのは、池ノ上ゼミで函館にフィールドワークに行ったことがきっかけです。そこで初めてまちづくりに関わる方々と話す機会があり、人との繋がりを大切にしながら、空き家問題や移住者のサポートを通して、人の人生に関わっている姿に感銘を受けました。「まちづくりって、単に町を作るだけじゃないんだ」と。人の人生を作っていく感じがかっこいいなって思って。それで興味を持ったところで先生に「新しくマチヅクリ大学やるんだけど、どう?学生長を任せたいんだけど」って言われて、実際に参加することになりました。
挑戦と成長を求めてテックワークスへ
――マチ大ではどのような学びがありましたか?
眞下:マチ大に参加したことで、人前に立って話すのが苦手だったのを克服できました。これまでリーダーを任されることが多かったのですが、発表の機会はあまり多くありませんでした。そこで、自ら発表担当に立候補することで場数を踏むように心がけました。ラジオやテレビに出演するなど、初めての経験もたくさんできました。辛いこともありましたが、後になって「やってよかった」と思える経験ばかりです。

――その経験がテックワークスとの出会いにつながったんですね。
眞下:そうなんです。「開発会社なのにまちづくり?」と不思議に思って興味を持ちました。同じマチ大に参加していた商大生を通じてインターンの制度があることを知って、私から連絡して。そこからインターンとして働くことになりました。
――インターンから、社員になろうと思ったのはどうしてですか?
眞下:実は、就職活動を通して、観光系の会社から内定をいただいていたのですが、悩んだ末にテックワークスで働くことを選びました。単に働くだけでなく、自分で学びながら、少し失敗もしながら成長していく方が、人生豊かになるんじゃないかと思ったんです。テックワークスでは色々なことに挑戦できますし、マチ大の活動にも関わることができます。一言で言うと「楽しそう」だったんです。

―― 実際にテックワークスでの仕事はどうですか?
眞下: これまでインターンとして、社員の方と同じ業務に携わらせていただいてきました。知識はまだまだ足りませんが、できる範囲で仕事を任せてもらい、わからないことは積極的に質問して、周りの方に助けて頂きながら頑張っています。業務後には勉強会に参加し、プログラミングの知識を深めています。知識がない状態からスタートしたので、最初は不安もありましたが、分かってくると楽しいです。プログラミングの開発業務では、メモを取って新しい情報をまとめるのも楽しいですね。いつもタブレットとタッチペンを使ってメモを取っています。メモは昔から好きで、授業のノートはいつもこだわっていました。暗記科目では、自分でキャラクターを作ってポイントをまとめたりしていました。

――将来の目標は?
将来の目標は、人に教えられるくらいの知識を身につけることです。ITの知識はまだまだ足りないので、これからもっと勉強していきたいです。それから今の私は、説明する力が足りないと感じています。要約しておすすめを伝えるのが苦手で、つい1から10まで話してしまうんです。説明の仕方をもっと工夫して、相手に分かりやすく伝えられるようになりたいです。メモを取る際も、後から見て分かりやすいように、手順を細かく書くように心がけています。
―― 仕事の話をたくさん聞かせていただきましたが、趣味や日常的に楽しんでいることはありますか?
眞下: ドライブが好きです。特に遠出が好きですね。観光産業学科にいたので、色々な場所を自分の目で見て、体感したいという気持ちがあります。気になったらすぐに行くようにしています。道外は難しいのですが、道内なら車で行ける距離なので。とにかくドライブが好きなので遠出はかなりの頻度でしています。また、初心者ですが運転するのも好きなので、休日は近場のドライブを楽しんだりしています。
――今まで行った中で特にお気に入りの場所はどこですか?
釧路や根室など、道東の自然豊かな地域です。札幌近郊とは違う植生で。生えている木も草も違うんです。湿原などもあり、異国のような雰囲気を感じられます。夕日も綺麗ですし、ドライブしていると、場所によって全く違う景色に出会えるのが楽しいです。昨年の6月には、誕生日旅行として帯広、北見、釧路、富良野を巡りました。3泊4日の車中泊旅行で、自然からたくさんのエネルギーをもらいました。海よりも森が好きで、森の中にいると元気になれます。


自ら前に出るタイプではないのに、高校生のときから自然とまとめ役を任せられてきた眞下さん。テックワークスでは新しい挑戦に果敢に取り組みながら、自分自身の成長も楽しんでいる様子が伝わってきます。いずれはプロジェクトのまとめ役として、地域の方々といっしょに新しい価値を生み出してくれることでしょう!