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札幌市公立夜間中学説明会

夜間中学

有限会社テックワークスは、札幌市が2022年に開校する公立夜間中学のオンライン説明会で、ライブ配信のサポートで関わりました。

夜間中学って何?

この仕事に関わるうえで、そもそも「夜間中学」と聞いた瞬間、定時制の中学校ができるのかと勘違いしていました。話を聞いているうちに、現状の中学校に通う学生にとっての別の選択肢ではないことがわかりました。通学するのは、

  • 様々な理由により中学校を卒業していない人
  • 母国で中学校を卒業していない外国籍の人
  • 不登校などの理由で十分に中学校に通えなかった人など

ということでした。開講時間は、夜の時間帯ということで、授業料金はかからずに中学校の卒業資格を得ることができる学校です。

札幌市には、2022年4月に北海道初の公立夜間中学「札幌市立星友館中学校」が開校されます。

札幌市立星友館中学校(暫定サイト)

政府広報:さまざまな事情により、中学校で勉強することができなかった人へ 「夜間中学」を知っていますか?

驚いたのは、札幌市には「札幌遠友塾」という自主夜間中学が1990年から存在していたことです。すでに30年もこのような素晴らしい活動をしていた人がいるのです。一生懸命取り組んでいたことが、時代の要請でやっと実現したことはとても素晴らしいことだと思いました。

札幌遠友塾 自主夜間中学

自分の住む町が、このように一人でも多くの人を取り残さずに、支えていく社会を築いていくことはとても喜ばしいことです。

オンラインのシンポジウム

このコロナ禍で人を集めて説明会を行うことはとても難しいことです。今回のオンライン説明会では当初、基調講演やパネルディスカッションは、オフラインでする予定でその模様をライブ配信する予定でした。しかし、札幌市は、8月2日からまん延防止等重点措置に入っており、まもなく緊急事態宣言も発出されるという状況でした(実際には開催の4日後に発出されました)。

会場は90名の参加者を想定したとても広い会場。当初考えていた機材構成と異なり、最終的にはZoomで司会や講演者を繋ぎ、YouTubeで一般の方に配信する方式を取りました。会場に司会者だけがおり、参加者はオンラインのパブリックビューイング会場に居るようでした。

夜間中学シンポジウム会場
夜間中学シンポジウム会場

オンラインの配信方法はさまざま

このコロナ禍で、「オンラインのライブ配信」と言っても細かい要望は異なります。様々な実現方法があったり、関わる人もたくさん必要になるものもあれば、一人で済むものがあり、準備する機材も異なってきます。

現在、他のプロジェクトで関わっているものでも、日本語と英語の同時通訳を実現するものであったり、ワークショップを開催するものなど、オンラインの配信やミーティングでは選択肢はどんどん増えています。機材がなくてもソフトウェアで解決する方法もたくさんあります。

これからも、ご要望に合わせて様々な選択肢を提供できるように、日々アップデートしていきます。